秋保や作並も宮城県を代表する観光地のひとつです。秋保といえば全国的に温泉が知られていますが、それ以外にもさまざまな見どころがあります。
秋保や作並で訪れておきたい観光スポットを5つ紹介していきます。
1500年の歴史 “秋保温泉”
秋保温泉は日本三名湯の一つとして知られている、全国的にも知名度の高い温泉地のひとつであり、1500年もの古い歴史があります。
仙台市内からもアクセスが良く、距離も近いことから宿泊だけでなく日帰り温泉地としても人気があります。
泉質と効能
弱塩泉であり、リウマチや神経痛、皮膚病や婦人病、貧血などに効能があると言われています。
色は無色透明で硫黄の臭いが苦手な方でも、クセがなく入りやすい温泉です。
温泉街の特徴
秋保温泉は秋保盆地に位置しています。仙台市街地からも車で30分ほどと近いため、数百台を停められる駐車場や数百人を収容できるコンベンションホール、高級ホテルのスイートルームに匹敵する部屋を持つ施設が複数存在します。
加えて江戸時代から創業している老舗旅館なども混在しており、宿泊だけでなく接待のために使われることもあります。
落差55m!文字通りの大滝 “秋保大滝”
秋保温泉には温泉だけでなく観光スポットがいくつかあり、秋保大滝もそのひとつになります。
国指定の名勝
高さ55mから名取川にそそぐ大きな滝であり、季節によってさまざまな表情を見せてくれる名勝です。
緑が生い茂る初夏、紅葉が見ごろとなる秋は特に観光客でにぎわうシーズンであり、
那智、華厳と併せて日本三名瀑に指定されています。
大迫力の滝
滝の真横まで近づくことができますので、水の勢いを間近で感じられます。滝から放出されるマイナスイオンが、日ごろの疲れやストレスを緩和してくれるでしょう。また夏の暑い時期には涼しさを求める人が多く訪れます。
地元の野菜やお土産げがそろう道の駅 “秋保ヴィレッジ”
近頃はさまざまな観光地で道の駅などの地元の農産物や特産品を販売する場所が設けられています。
秋保にも秋保ヴィレッジというお店があり、秋保の特産品や農産物、お土産まで幅広く揃っています。
秋保の農産物が購入できる
農産物直売所では、旬の秋保産農産物を多数取り扱っています。春の時期は筍、たらのめやこしあぶらなどが豊富にあり、春に夏野菜であるナスを販売するなど先取り野菜が販売されることもあるのです。
秋保ヴィレッジでは農産物の入荷状況を、お店のウェブサイトに掲載していますので、お目当ての商品が買えるかどうかをチェックしてみましょう。
お土産も購入できる
仙台のお土産といえば「萩の月」や「ずんだ餅」などが有名ですが、珍しいお土産や加工品もここで入手できます。
たとえば濃厚チーズをたっぷりと使用したチーズスティックは、おやつやおつまみにしても美味しいですのでお土産にも最適でしょう。
ウイスキー好きならぜひ “ニッカウィスキー仙台工場 宮城蒸留所”
仙台にはニッカウィスキーの工場があり、工場見学ができます。ウィスキーが好きという方なら、是非訪れておきたい場所です。
見学の流れ
ウィスキー工場を見学するときは無料のツアーと、ウィスキーの試飲ができる有料ツアーを選べます。
どちらもニッカウィスキーの歴史や、製造過程を見学することができますが、有料ツアーでは専門スタッフが詳しい説明を加えてくれます。
また工場見学の際には、外に出ることもありますので悪天候の時は見学ツアー自体が中止になることもあります。
工場のウェブサイトなどで開催状況を確認できますし、工場に直接問い合わせをしても詳細を教えてもらえるでしょう。
イベントも開催
工場ではさまざまなイベントも開催していますので、その時期を狙って訪れるのもまた楽しいでしょう。
たとえばこどもの日に親子で蒸留所のクイズラリーに参加するイベントなどが実施されています。
平家落人伝説の伝わる “定義さん”
平家楽甚伝説を持つのが定義山です。源平合戦に敗れた平貞能が流れついた場所だといわれています。
西方寺
平貞能をまつっている御廟や五重塔、庭園などが見どころであり、仙台わがまち緑の名所100選にも選ばれているほどです。
紅葉の時期は景色も美しいですが、栗ごはんやイモ煮汁が週辺の旅館などで提供されます。
名物油揚げ
定義山といえば有名なのが三角油揚げです。一般的な油揚げは平たいですが、三角油揚げは厚揚げのように厚みがあるのが特徴です。醤油と七味で味付けして食べるのが、王道の食べ方です。
まとめ
秋保や作並地域には自然や寺院、温泉といったスポットがいくつもあります。幅広い世代が楽しめる観光地ですので、是非立ち寄ってみましょう。